2011年3月7日月曜日

結局楽天市場に出店すると損?

友人やクライアント様からも相談で、ネットショップを立ち上げるのだが、楽天などのモールに出店するのが良いか、独自にサイトを立ち上げるほうが良いか?という質問があります。

自社でオリジナルサイトを作成しカートや決済などにはショップサーブなどの定額サービスを使う方法と楽天、ヤフー、アマゾン等のいわゆるモールに出店する方法がありますよね。

私のクライアント様の中では両方やってるケースが多いですが、実際どちらが良いのでしょか。。?

ざっくり言って、楽天市場に代表されるショッピングモールの良いところは集客。
悪いところは、ロイヤルティに代表されるようにやたらとお金がかかること。

オリジナルショップの良いところは、最低限のランニングコストで運営が出来ること。
悪いところは、集客が弱いところでしょうか。

しかしながら、楽天にはすでに3万店を超えるショップが出店していて、私が思うに楽天に出せば何とかなるというのはすでに幻想です。このブログの一番のテーマですものね。

つまり、楽天市場に出店したとしても、SEO対策や広告などというオリジナルショップの集客対策と同じようなことも同時にしなくてはいけないわけです。

そんなコストを掛けつつもロイヤルティは取られるし、ページの自由度もままならない。
また顧客リストなどのデータ類も自由が利かず、基本楽天の管理下になる。

であれば、独自サイトを立ち上げ、楽天に支払うコスト(システム利用料等)分を広告費に回した方が良いのでは?
という考えが浮かびます。

なので正解は、「楽天に出店すると損」。

・・・・

と言いたいところなのですが、少々問題は複雑です。

結局のところ利益を出さなければならないわけですから、利益率と同様に売上げが大切になります。

売上 = アクセス人数 × 転換率 × 客単価

という例の法則は、自社ショッピングサイト(いろんな呼び方ができますね)と楽天でも変わらないでしょう。

価格も商品説明も変わらなければ、転換率もさほど差は出ない?
自由に作れる分表現力では自社サイトが上だけど、楽天という大手モールの安心感で相殺?またはちょっと楽天有利か?

客単価も商品ランナップが同じで、送料設定も同様であれば、同じくらいに落ち着きそうです。

あと大きなところでは、楽天ポイントでしょうか。

楽天で買い物をした事のある人は膨大な人数でしょうし、少なくてもポイントを持っているユーザーも多いので、
これが転換率に影響しそうです。

ここまで見てきて、客単価は互角。転換率では少し楽天有利。
しかし!自社サイトには楽天に支払わなくて良い分、資金があります!
なかなかいい勝負になりそうです。

残るは、アクセス数ですね。

長くなったので。今日はココまで  つづく。。。

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