2016年9月5日月曜日

楽天ECCの離職率2016

こちらの記事は2011年に投稿したものの加筆再投稿になります。


楽天ECCについて書いた記事にアクセス数が多かったので、試しにGoogleで検索してみたところ、割と上の方に表示されてました。

まぁ楽天ECCというワード自体がニッチなのですが、その検索結果で1位になっていたサイトは、掲示板のアーカイブのようで、タイトルが面白い。
「楽天の内定者だけどなんか質問ある? 」
http://brow2ing.doorblog.jp/archives/1580429.html

でした。

このブログに来てくれた方の数%は「楽天ECC」で検索されているようなので、
見たことがある方も多いと思いますが、中身を読むと概ねこんな感じ。

来年楽天に入社が決まっている人間に対し、掲示板上でECC希望であることを書き込み、それに対して、皆が「大変だよ~」とか「何年もつかな?」などと心無い(失礼)アドバイスのやりとりが続いていきます。

どこまでがネタ(作り話)なのかは計りかねますが、楽天内定者というキーワードに反応するネット住民達には、ECCは過酷な業務であるということでコンセンサスが取れているようです。

つい最近も、私のクライアントの担当ECCが楽天を辞めることになったとの連絡を受け、驚きはしませんが、色々お世話にもなったので少し寂しい気持ちになりました。

このご時勢、再就職先は決まっているのかな?とか、ECCはやっぱり激務なのかな?などと思いをめぐらせてしまいました。(大きなお世話かもしれませんが。。)


先日の楽天EXPOで最も感じたのは楽天の勢い。
売上げは前年比二桁の成長を続け、国内モールとしては一人がち状態といっても過言ではなく、将来性も十分にあります。
中小企業ならまだしも、楽天ほどの規模の会社でこれほど未来が開けている会社は少ないのでは?と思うほどです。

しかしその内幕はどうやらバラ色ではなさそう。

楽天のECCからはなにやら体育会系の気合のようなものは感じるものの、焦りや疲れもそれ以上に感じます。

そんなスパルタな経営方針だからこそ、今の楽天があるといえるのかもしれませんが、Googleのスタッフが、会社でお菓子を食べたりジョギングしながら、すばらしいアイデアを実現させている(ように見える?)のと比べると、なんだか悔しい気持ちにもなります。

1人で100店舗を受け持つといわれる楽天ECC。
全36,000店に対して、単純計算で360人のECCがいることになります。結構な人数ですよね。

しかし、実際店舗の役に立っているECCはどのくらいでしょう?
口を開けば広告の事しか言わないECCも多く、その彼らもまたストレスを感じているからこそ、そのような仕事しか出来なくなっているのでは?と思ってしまいました。

社内の話は色々事情もあると思うのですが、三木谷氏の言う、店舗の成長=楽天の成長であるとすれば、ECCの役割は最も重要であり、このポジションの離職率が高いというのは、双方にとって大きな問題であると思います。

店舗もECCも使い捨て。。というなら別ですが。。

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